「さつまいもの日」

江戸時代、京都に焼き芋屋さんが登場しました。当時の焼き芋は蒸された蒸し芋であり、栗に似ていたことから「栗（九里）にはややおよびませんが・・・」という意味で「八里半」と名付けられました。当時は砂糖が貴重でしたので、甘い焼き芋は安くて美味しいことからさらに人気となり、京都の小石川の焼き芋屋さんが「栗（九里）よりうまい十三里」と名付け洒落が受け大人気になりました。それから、さつまいもが「十三里」と呼ばれるようになり、さつまいもの収穫時期の10月と合わせ10月13日が「さつまいもの日」となりました。

焼き芋にぴったりな
さつまいもの選び方

11月頃のさつまいもがおすすめ
収穫は9月・10月ですが、11月になると甘みが出て一番食べごろだそうです。

• しっかり重みを感じるもの
• 形がアーモンド型の中央がぶっくりしたもの
• 皮にはツヤがあり、色が均一のもの

おすすめ焼き芋専門店

現在、焼き芋ブームにより、全国には1年中焼き芋を食べることができる専門店が増えてきました。焼き方を考えたお店や使用するさつまいもを厳選したお店、それぞれこだわりをもった焼き芋専門店をご紹介します。

蜜香屋　（大阪市北区中崎町）

カフェ併設のおしゃれな焼き芋屋さん。
農薬や除草剤を出来るだけ控えた土づくりからこだわり、富田林の畑でさつまいもを植え収穫をしており、甘くて蜜がたっぷり含まれたさつまいもを使用しています。
そのため、焼き芋の種類はその時で変わります。
また、焼き芋だけでなく、さつまいもを縦長にうすくスライスしてカラッと揚げたお芋チップスや蜜芋ぜんざい等スイーツもいただけます。

やきいも丸じゅん　（愛知県碧南市鶴見町）

これまで数多くのマスコミに紹介されている有名な焼き芋屋さん。
品種や産地、生産者、時期を見極め季節にあった全国のお芋を特製窯で焼きあげており、冷めてもおいしい焼き芋づくりにこだわっています。
や焼き芋の種類も専門店の中で一番多く40種類以上あり、ほくほく系からねっとり系、甘い系かさっぱり系かとわかりやすくチャート表示されており、幅広く食べ比べできるお店です。

銀座つぼやきいも　（東京都中央区銀座）

さつまいもを収穫した後、寝かせて甘みを引き出した熟成芋を使用しており、焼き芋の為につくられた特別な壺の中で炭火の低温で90分じっくり炭水の低温で焼き上げています。
そんな手間暇かけた焼き芋は、ギュッとしぼると潰れてしまうほどの蜜で、香ばしい甘さになっています。
上品な箱のご用意もありますので、贈り物としても人気があります。

焼き芋専門店ふじ　（東京都世田谷区豪徳寺）

焼き芋の定番、紅はるかや安納芋、珍しい紫芋やハロウィンスウィートの6～8種類をいただくことができます。ただ、さつまいものそれぞれの旬にこだわって全国から選りすぐりのさつまいもを仕入れているため、入荷状況により販売されている焼き芋の種類は変わります。
お芋も甘すぎないことから老若男女に人気のある焼き芋屋さんになります。